どうも、究極のサボり魔ことりしすです。
今回はかっこいいのに好きな同志があんまり見つからないバンド(友達が居ないだけだろって思ったそこのお前、粛清すんぞ?)、THE MAD CAPSULE MARKETS(以下madと呼称)を紹介しようと思います。
このバンドの中心的なメンバーはKyono(Vo.)、Takeshi Ueda(Ba.Vo.programming)、Motokatsu Miyagami(Dr.)です。もっと細かいのはwikiに載ってるんでそこで見てください。
この3名はいずれも今も活躍中で、KyonoはソロプロジェクトやWAGDUG FUTURISTIC UNITY、Takeshi UedaはAA=(あとギミチョコの楽曲提供とかやってましたね)、Motokatsu MiyagamiはACE OF SPADESとか布袋寅泰とかのサポートメンバーをやったりしてます。
個人的にこのバンドが面白いと思うのはですね、音楽性の変遷だと思います。
まじで時期によって全然音楽性が違うんです。電柱と鮭フレークくらい違います。
まぁざっくり言えば前半がパンクで、後半がメカメカしいメタル、ハードコアです。
なんですけど、そんなジャンルで括れる程度のバンドでは無いですし、さらになによりどの時期もはちゃめちゃにかっこいいんですよ。
まぁ実際聞いた方が早いと思うんで、さっそく楽曲を紹介していきます。
①ギチ(アルバム、「P.O.P.」より)
パァァァァァンクッ!説明不要!!
あなたも聞けばありとあらゆるストレスがかっ飛ぶ事でしょう。なお歌詞は気にするな(戒め)。
あとこの曲の入ってるアルバムはちょっと凝ってて好きなので、サブスクじゃなくて現物を買ってみるのをお勧めします。
まぁでもそんなこと言ったら全部なんですけどまぁ、あの、そこは、えっと……
②公園へあと少し(アルバム、「PARK」より)
まずびっくりなのはこの曲はリズムが三拍子系なんですよ。ゴリゴリのパンクやってる人がですよ?
三拍子って言えばワルツですけど、反体制的な音楽の対極にあるような音楽的要素を取り入れて、しかも上手く融合させてモノにしてるんです。
この組み合わせで本当に格好いいんだから凄いですよね。全身タイツをスタイリッシュに着こなすくらい凄いです。
曲調はポップかつキャッチーです。そして構成はゆったりした前半部をサビで一気にぶち上げる感じで血湧き肉踊りまくります。最後の盛り上げ方も最高に気分が上がりますね。
あとベースラインがいいですね。ベースがノリノリで歌ってるんですよ。クソザコベーシスト的にはめちゃ憧れますね。
③KAMI-UTA(アルバム、「4 PLUGS」より)
ここに来てMADは大きな変化を遂げます。ラップとシンセ等のデジタルサウンドの導入です。
この曲のどっしりとしたバッキングに捲し立てるKyonoの攻撃的なラップ、そして唸りを上げるシンセを聴いて興奮しない人類はこの世に存在しないでしょう。
構成は非常にシンプルですが、それ故に聞き手はノリやすいですし、それになんか無敵感が湧いてきます。今ならクリボーとか敵じゃないっすわ。
五臓六腑に染み渡る重低音と音の迫力を是非味わってください。
④MIDI SURF(アルバム「OSC-DIS」より)
僕の中ではmadの中ではこれ!ってくらいな代名詞的な曲です。
機械的な音声からどうやったらそんな音が出せるのか理解できないメカメカしい電子音が入って、ヘヴィなメロディが続きます。
長くてヘヴィなパートに押さえ付けられたエネルギーがサビで解放される爽快感はたまりません。
あとベースソロが最高にかっこいいです。普通ならばギターソロが入るところを、この楽曲はワーミーを踏んだベースがソロを弾くんです。
しかもスケールをなぞる普通のソロかと思いきや、スケール外の音を二つぶち込んでいるのでより異質感を放っています。
控えめに言って最高な曲ですね、ライブで聴きたかったなぁ(遠い目)
⑤FLY HIGH (アルバム「010」より)
爆速シーケンサーフレーズから始まる爽快な曲。音圧のパワフルさもありながら、すっきりしていて、気づいたら一曲を駆け抜けている。そんな感じの曲です。
メロディもキャッチーですし、コード進行もみんな大好きな奴です。とりあえず気分が落ち込んだ時、これ流しとけば大概の傷は癒えます。いずれガンも治せるようになります。
初期と比べるとヤバそうな気配がだいぶ抜けているのでかなりとっつきやすい曲だと思います。
私は似たような曲を作ろうとしたことがあったんですが、コンピュータ臭くなりすぎたり、人間臭くなり過ぎたり、違和感なく纏めるのって凄い難しいかったんですよね。
やっぱ上田さん天才なんやなって…()
⑥SCARY -Delete streamin’ freq. from fear side-(アルバム「CiSTm K0nFLiqT…」より)
総合の五味隆典選手の入場曲で知っている方もいらっしゃるかもしれません。
人間の音楽と機械の音楽の融合の一つの到達点って感じがします。
この曲の何が凄いって今からざっくり15年くらい前の曲なんですけど、今聴いてもずっと新しいんですよ。
音遣いのセンスが流石で、mad独特の未来で機械でロマンを感じる音がするんです。
私が使ったらたらちゃんの足音になるような音でも、彼らが使えばカッコよくなってしまうんです。
しかも楽曲のギターベースドラムの激しさ、かっこよさはパンクの頃のそのままに、です。
今回は概要ととりあえず聴きやすい曲を軽く紹介しました。真面目に書くとキリがないので、あとは皆さんが実際に聴いて、感じてください。