ご無沙汰してます。H1boshiです。
タイトル詐欺ではございません。では早速これをご覧下さい
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-06-12-4.png?resize=640%2C361)
はい以上です。この行まで来るのにかかった時間は25秒くらいじゃないですか?
さて、正直上記の画像を参考に即ダウンロードして終了なのですが、さすがにそのようなクソ記事を書くわけにはいかないので、ここからは再度導入込みでお話を展開させていただこうと思います。
始めに
皆さんは、現代の作曲家は一体どうやって音楽を作っていると思いますか?紙とペン?そんなハンコ出社みたいなモノじゃあありませんよ。アハハ(すいません)
正解はDAW(ダウ)ソフトの存在です。
DAWとは、デジタル(D)・オーディオ(A)・ワークステーション(W)の略です。
PCで作曲できるソフトのことを指します。
それともう一つ、DAWとセットになってよく使われる言葉でDTM(これはこのまんま読む)という言葉があります。
これはPCを使って作曲する”事”です。
つまり、PCで作曲する(DTM)するには作曲できるソフト(DAW)が必要になる。
ということになります。ややこしいね、女子の人間関係くらいややこしい。
事前に知っておいて
・DAWソフトにはそれぞれの特性がある。
オールジャンルに対応した万能タイプだったり、ダンスミュージックの作成に特化した操作性だったり、レコーディングに特化されていて、打ち込みがしにくいソフトだったりとそれぞれに個性があります。使用するソフトは慎重に選んでいきましょう。
・それぞれのグレードが存在する。
Studio OneだったらPrime-Artist-Professionalとグレードが三段階に分かれていて、使える機能や音源が違っていきます。もちろんグレードが上がるにつれて高額になっていきます。
・結局自分で判断
機能やらシステム、ビジュアルとかは個人の好みによります。
万能型
No.1 CUBASE
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/img_8984.jpg?resize=470%2C413)
僕も気分転換などでたまに使います。YAMAHAの大定番DAWソフト。国内でのシェア率は4割強くらいです。IOS版もありますので、その影響もあるかと。
用意されている音源も結構充実していてProを購入せずとも色々できた印象です。特に、1200種以上の音源が搭載されているマルチ音源、下記のHALION SONIC SEは、作曲初心者の方には十分すぎる恩恵でしょう。プロでも使っちゃうレベルの音がズラリ….
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/07/HALION-SONIC-SE3.jpg?resize=640%2C481)
上記のまとめ表にある通り、Windouwsを持っている人かつ初心者の方ならば間違いなくCUBASEから始めるのがおススメです。なぜそう言えるのかというと
利用している人が多い=情報が多い
何らかの壁に遭遇しても、数多の先人たちの情報があなたを解決に導いてくれます。
CUBASEを使っている作曲家
”ヒャダイン”
「行くぜっ!解党少女」
「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ」
”Reol”
「第六感」
「drop pop candy」
“中田ヤスタカ”
「Kizuna AI-AIAIAIAIAI」
「NANIMONO」
ー興味のある方へー
ソフト単体を購入するよりもお得に手に入る方法があります。
1.オーディオI/Fを購入する
2.学生の方は学割を利用する
オーディオI/Fについてはまだこのサイトで書いていないので僕のnoteの記事を張っておきます。
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-06-12-6.png?resize=611%2C442)
”DTMerのロマン。オーディオI/Fのすゝめ”
https://note.com/h1boshi_renga/n/ne71bae2e8e07
1.オーディオI/Fを購入する
メリットとしてDAWソフトが付属していることが多いからです。SteinbergにはCUBASE Aiが付属しています。DTMをするにあたって、オーディオI/Fは欠かせない存在です。どのみち購入することになるので、お得に手に入れたいですよね。
2.学生の方は学割を利用する
アカデミック版のソフトウェアを用いて制作した楽曲は商用目的で利用することができないというデメリット(?)がありますが、学生の方はお得に購入できます。ご検討なされてはどうでしょうか?
無料の体験版は版はこちらからどうぞ
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-06-14.png?resize=640%2C314)
No.2 Logic Pro
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/6d01c3f6-c594-4701-8fb0-b19069c5a195.jpg?resize=453%2C453)
Appleから公式にリリースされているDAWソフト。ガレバンの最終形態みたいなイメージです。Macをお持ちの方は間違いなくこちらです。プロ並みの音源がたったの2万円で手に入るヤバいDAWソフトです。
また、iPadやiPhoneと連動してリモートで操作ができるのも魅了的だと思います。
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-06-17.png?resize=640%2C286)
<追記>
Studio Oneなどでもリモートは使えますがスマホ版は対応してないです。
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/07/14fb07e6-0bcb-438f-89e1-3894ba8826bf.jpg?resize=640%2C203)
中でもこのLogic Proはドラムが面白くて…
【仮想のドラマーをシュミレートできるんです!】さすがAppleやることが違うぜ
実質的に、作る曲のジャンルに合わせたドラマーを雇うことができてしまいます。ひぇ~。
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-06-20.png?resize=640%2C381)
Logic Proを使っている作曲家
”宇多田ヒカル”
「First Love」
「One Last Kiss」
”Ayase(YOASOBI)”
「夜に駆ける」
「怪物」
“Monkey Majik”
「空はまるで」
「Together」
最近だとYOASOBIのAyaseさんがノートPCとLogic Proだけで今までの楽曲を作ってることが判明してこの界隈ではざわつきましたね…
公式HPから購入、体験版をダウンロードできます。
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/07/2021-07-20.jpg?resize=640%2C316)
No.3 Studio One
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/4a17b3d8-41cb-4e98-baa5-36e4f44816ab.jpg?resize=474%2C490)
僕ことH1boshiと、一緒に記事を書いてくれているりしすさん共にメインで使っているDAWソフトです。CPU負荷がめちゃめちゃ軽いのが特徴です。僕は普段ノートPCで曲を作っていますが、下の画像のトラック数でもソフトが落ちることほとんどないくらい軽いです。
ちなみに、恵比寿で開催されたKing Gunの常田大希さん率いる”millennium parade”のライブでは、こちらが使用されています。
メインで使用しているだけあって少しは詳しく音源について解説できるのですが、個人的にはArtist版から始めることをお勧めします。Drum、Strings、Brass系色々揃っています。僕としては、Stringsは音が透き通りすぎていてなんだか物足りなさを感じました。かっこいい、泥臭い曲を作りたいなら、付属音源だけでは向かないかもです。
また、Studio Oneの魅力としてよく聞く話ですが、ミックス、マスタリング等のオーディオ周りが非常に優秀です。自社商品を見てみると移動の多い方にも特化している印象です。
Studio Oneを使っている作曲家
“松隈ケンタ”
「BiSH(全曲サウンドプロデュース)」
「stereo future」
”Chara”
「Swallowtail Buttefly~あいのうた~」
「やさしい気持ち」
”田辺恵二”
「ラッキーセブン」
「それでも恋はやってくる」
ー興味が出てきた方へー
ボカロを始める多くの人がこのソフトに触れます。その理由に初音ミクにStudio One(Artist)が付属しているからです。ボカロソフトですが、他にも様々なVer.があるので判断は任意で。
EDM
No.4 FL Studio
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/87806ade-04f7-4581-9657-a6c58f3f2857.jpg?resize=446%2C446)
ダンスミュージックやクラブミュージック、EDM等の楽曲制作に特化したDAWソフトです。
一度購入すると、バージョンアップデートが永遠に無償で受けられることができます。
Studio Oneなどは、新Verが登場した数カ月前に、当時の最新Verを購入していた方を無償アップグレードの対象にしてくれたりなどはありますがそれがFLユーザーなら永遠に無償ですからね…強い。
作曲ソフトとは別に、内臓音源のみを目的にFLを買う人もいるくらい良い音が揃っています。
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/07/5633f553-2753-4b4d-8e87-a9a42c5d4866.jpg?resize=640%2C356)
僕のイメージを語ると、チュウニズムとか洗濯機とかアーケアあたりの音ゲーマーが気に入りそうなソフトです。実際友人はそんな感じです(笑)
そんなFLの中でもずば抜けて異色な音源がこちら…
Autogun!
内蔵されているプリセットその数
40億以上(4,294,967,296)
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/07/2021-07-11-2.png?resize=278%2C374)
しかも現れるプリセットはランダム…
こういった遊び心ある変態的ギミックは、いかにも音ゲーマーは好きそうですね(笑)
FL Studioは、以前はWindousのみだったのですが、現在ではMacでも対応しています。
FL Studioを使っているトラックメイカー(作曲家)
“AJURIKA”
「Next Life」
「The Carnivorous Carnival」
”Blacklolita”
「GIGA FLARE」
「DISGUST」
”Maozon”
「R.Y.U.S.E.I.」
「Sparkle」
No.5 Ableton live
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-07-11-3.png?resize=406%2C408)
こちらも分類的にはFL Studioと似たところがあるソフトです。どちらかというとクラブミュージック特化ですね。
Youtubeで有名な作曲家のサ〇キーさんも、Ableton Liveユーザーです。
Liveの他にはない機能として、
セッションビューというものがあります。
横に進む通常のDAWと違い、縦に音楽が作られていくという機能です。
これにより気に入った素材やフレーズをスロットに入れることで効率的かつ直感的に作曲できることが可能です。
*もちろん通常のDAWのように横に進めるモードもあります。
通常のDAW セッションビュー
僕が面白いなぁと思った特徴がもう一つあって
Inspired by Nature
です。
Dillon Bastanとの共同制作されたもので、面白いと思ったのが、自然界の物理現象からアイデアを取り入れた、遊び心あふれるインストゥルメントとエフェクトだということです。
ダンスミュージック系のDAWはこういった面白いものがホント多いですねぇ。この記事では、6種類のうち二つほど軽く触れてみようと思います。
Tree Tone
![Tree Tone](https://i0.wp.com/ableton-production.imgix.net/devices/screenshots/tree-tone.png?w=640&ssl=1)
【Tree Tone】
植物を参考にしたフラクタル模様を育成して*レゾネーターとして使うことで、ノイズの作成や入力音を変化させるデバイス。
*レゾネーター
共鳴音を生成するもの
Bouncy Notes
![Bouncy Notes](https://i0.wp.com/ableton-production.imgix.net/devices/screenshots/bouncy-notes.png?w=640&ssl=1)
【Bouncy Notes】
ピアノロールの上にある球体を上下させてピッチシフトディレイやアルペジオの効果を生み出す。テーマは、重力をもとにしたMIDIシーケンサー
Ablton Liveを使っているトラックメイカー(作曲家)
“Kenny Beats”
「Take_it_Back_v2」
「DIET_1.5」
”Rachel K Collier”
「Paper Tiger」
「Predictions ACOUSTIC」
“Kimbra”
「Settle Down」
「Somebody That I Used to Know」
レコーディング
No.6 Pro Tools
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/07/1e164c92-d0cb-4d7d-8206-856464209da6.jpg?resize=500%2C500)
バンドで活動している方や生演奏をする方、そういった方々に愛用されているレコーディングに特化したDAWソフトで、ほとんどのレコーディングスタジオで導入されています。
スタジオのPro Toolsで録ったデータを自分のPCに入れてミックス等のエンジニアさんに渡したりするというシーンもあるため、プロの方々は大体メインで使うDAWソフトとPro Toolsをセットで持っていることが多いです。
打ち込みも出来ないこともないですが確実にほかのソフトと比べて使いづらいです。Pro Tools8からは打ち込みにも強化されてきたようですが、レコーディングをする予定のない人は素直に万能型のDAWソフトを購入することをお勧めします。
レコーディング、ミックス、マスタリングにおいて右に出るソフトはありません。その魅力を解説していこうと思います。
![録音機器 04 hd 画像無料ストック写真 4.37 MB](https://i0.wp.com/free-designer.net/design_img/0315112005.jpg?w=640&ssl=1)
・作業の自動化
ボリュームやパン、プラグインの設定を自動で調整、ミックスしてくれます。エフェクトの設計やカスタマイズ、ダイナミクスや強弱の変化に至るまで、あらゆる作業を自動でこなしてくれます。
・UVI Falcon 2
調高品質な1000種類ものパッチを同梱、15種類以上の合成オシレーター、EQやディレイなど、80種を超えるエフェクト
![Collage of over 20 music software plugin interfaces overlaid on top of the Pro Tools interface in a computer display](https://i0.wp.com/cdn-www.avid.com/-/media/avid/images/hero-products/pro-tools-2020/in-monitor-images/music-software-plugin-collage.jpg?resize=583%2C408&ssl=1)
最上位版(Ultimate)と廉価版には116個、無料のグレードでも23個のプラグインが入っています。
Pro Tools使っている作曲家
”小室哲哉”
「CAN YOU CELEBRATE?」
「DEPARTURES」
”北川悠仁(ゆず)”
「栄光の架橋」
「恋、はじけました」
”YANAGIMAN”
「愛しすぎて」
「素直なまま」
譜面作成
No.7 MuseScore
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/07/bbcdd56b-4678-48c3-8d6d-6152fb581ac8.jpg?resize=535%2C535)
通称”むせすこれ”と勝手に呼んでいます(笑)
ほかのDAWソフトと操作画面が根本的に違っていて楽譜を作ることに特化したフリーソフトです。
他にも、finaleというソフトもあります。こちらはもし、若い方で使っている方がいたら失礼なのですが、お年を召している玄人のユーザーが多い気がします。若い人は圧倒的にMuseScoreを使っている人が多いですね。
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-07-16_LI.jpg?resize=640%2C371)
レコーディングをする際、楽譜を作れると便利ですので無料ですしダウンロードしていて損はないですね。
楽譜を作成する能力はDTMが普及した現代でもまだまだ求められる能力なので本格的に音楽で収益を獲得したい人なら使いこなせるようにはなっておきたいですね。耳コピ楽譜とか売れますし。
公式HPからダウンロードできます。
まとめ
それでは記事の冒頭にも出した画像をもう一度
![](https://i0.wp.com/h1boshi.com/wp-content/uploads/2021/06/2021-06-12-4.png?resize=640%2C361)
以上、30秒で分かる!作曲ソフト決定版でした。
今日、作曲は一般の方でも副業にできるほど敷居は低くなりました。皆さんが有名な作曲家、コンポーザー、アーティストになるのもそう遠くない未来かもしれません。その一歩となるDAWソフト選びの微力な助けになれれば幸いです。